暑い暑いと一日一日を何とか暮らしているのに、キュウリの葉は黄色くなり、ズッキーニはだんだん小さめサイズになり、畑ではしっかりと夏から秋へのバトンが渡されている。
あわてて、秋冬の野菜を蒔かなくちゃ、と準備を始める。もちろん農家の先輩たちはもうとっくに一回目の植え付けを終えたらしい。
畑で第一段階の草むしりなどしていると、近所の農家さんが「頑張ってるねー。ご褒美だよ!」とトラックで乗り付けて、大きなまくわうりをくださった。
我が家ではひとつもならなかったのに、どうしてこんな立派なのが楽々とできるんだろう。
一度農業実習に行って一日中張り付いていてみたいものだと思う。
でも朝の5時からトラックで収穫に出かけているから、こんなぐうたらなアマチュアは一日もたたないうちに家に返されそうだ。
本当にプロの農家さんはすごい。
新米農家にとっては情報収集が何より。忙しくトラックで行き来している方にあれこれたずねるのは申し訳ないので、いろいろな方に、ちょっとしたスキにいろいろ教えてもらう。
先日は病院の待合で。知人と話していたのが専業農家のお母さんのようだったので、知人が受診している間に
「今、何蒔けばいいの?どうやるとうまくいくの?」
と初心者の質問をすると、にこにこしていろいろ教えてくれた。そんなこと常識でしょ、と言われそうかもしれないけれど、何しろこちらには経験が絶対的に不足しているから、農家では常識でも、目からうろこ、ということが多いのだ。
お名前もお住まいも知らない方だったけど、ありがとう!教わった通りにやってみます。売るわけではないからちょっとハードルは低めに・・。今蒔いた種の芽が出て、抜き菜ができるまで、畑のスーパーマーケットはちょっと品薄。