「ソプラノ独唱」
2019年の幕開けとなるコンサートで注目していただきたいソプラノ独唱。
ゲストの皆さんに蝶々さんの気持ちが伝わりやすいようにと、「ある晴れた日に」をあえて日本語で歌うことに挑戦します。
声楽家にとって日本語はとても歌うのが大変な言語。だから声楽を学ぶ者はまず「イタリア歌曲集」からなのでしょうね。
伴奏してくれるのは古民家デビューとなる若手実力派のピアニストさん。
まあ、なんと達者なピアノ!と聴きほれるテクニックと音楽性の持ち主です。
二人で合わせるのは初めてだというのにちょっとした打ち合わせだけで、もうとっくからコンビ組んでました、とばかりの息の合ったアリアに仕上がっていきました。
二人の演奏を聴いて、これはただ歌うのでは残念、といろいろ趣向をこらして皆さんに楽しんでいただこうと画策中です。
「蝶々夫人」の前に歌うのは「九十九里浜」。
大海原をほうふつとさせる朗々とした歌声と海鳴りのような美しく力強いピアノは絶品です。
「ボーカルアンサンブル」
ボーカルの皆さんは今年に入って何度目かの練習に集まりました。
吹き抜けといえば聞こえはいいけれど、戸外とあまり変わらぬ気温の玄関ホールで、軽やかに美しいピアノを弾いてくださる伴奏者さんに支えられ、コミカルに歌うのは「ロマンチストの豚」です。
そして「平成にありがとうコンサート」のオープニングを飾るのはやはり「ありがとう」。
いきものがかりの細かな音符にどう日本語を乗せていくのか、苦労しながらも短い時間で仕上がっていくのはさすがプロ!
コンサートまであとひと月。それぞれ自主練習ののち、3月下旬のリハーサルに臨みます。
古民家初の楽器「クリスタルボール」に合わせてソロを歌う場面もあったり、中学生ピアニストさんの伴奏に添えて「朝の風に」を歌ったり、一人何役もこなしてくれるボーカルアンサンブルの皆さんは、時にエプロンをして売店を支える古民家のメインスタッフでもあります。