６月15日(土)梅雨時の列島を低気圧が通過という荒天の日にもかかわらず、多くのお客様においでいただき、第19回の古民家コンサートを開催することができました。
本当にありがとうございました。
令和によろしくコンサート開幕！
オープニングは「夏は来ぬ」アンサンブルリーヴァの皆さんの三部合唱です。
会場の皆さんにも口ずさんでほしいと古民家の主が歌詞カードを掲げました。
続く「こと座」は七夕の物語。
これは来る7月20日(土)の川根本町「ウッドハウスおろくぼ」の七夕コンサートでも披露されます。
日本で2番目に星空の美しい町でのコンサートです。
皆様も宜しかったらお越しください。
アンケートでも好評だったのが「ホエネ」のお二人によるパフォーマンス。
フラダンスとギターのプロによる楽しいステージに会場が笑顔いっぱいになりました。
ギターの方には直前に「昭和歌謡」の「想い出の渚」の伴奏もお願いしたところ、快諾。
その上でこれもまた直前に依頼したアンサンブルリーヴァのお二人のピアノ連弾との見事な連携伴奏を聴かせてくれました。
プロ同士のセッション、さすがです。
そして会場がこの日一番静けさに包まれたのは地元作家によるエッセイの朗読でした。淡々とした、しかしあたたかな語り口に誰もが次の言葉を待っていました。
BGMは大江光さんのピアノとフルート作品でした。
何冊かの本をご持参のうえ、無料で贈呈というサプライズに休憩時間は本の周りに大勢の方が・・・！
休憩の合間に見て頂いたのは「押し花アート」。
年月を経ても色あせない不思議なアートが古民家の広縁に並びました。
自然光の中で観ていただきたいので、今回は裏庭を背景に縁側に平置きにしました。
手作りしおりのプレゼントもあり、たくさんの方がにこにこと求められていました。
この日最年少のソプラノは愛知県芸の4年生。
あのきゃしゃな体のどこからあんなすごい声が、とアンケートにも書かれていましたが、美しく、鍛え抜かれた歌声でした。
彼女には最後の「ふるさと」の会場全員での大合唱の指揮もお願いしました。
リーヴァとソプラノの伴奏は、丁寧に美しい音を奏でるリーヴァ最年少のピアニストさん。伴奏のアレンジもしてしまうマルチな才能の持ち主です。
アンサンブルパーチェは、学生時代からたしなんできた方もいますが、〇才の手習い、で楽器を始めたという方も多く、楽しいのが一番という弦楽＆オーボエのアンサンブルです。
「あなたとトゥラッタッタ」では会場の皆さんの最後の「ホー！」に助けていただきました。
そのまま「みんなで歌おう！」のコーナーの伴奏へ。懐かしの昭和歌謡のメドレーです。
「高原列車は行く」から「銀座カンカン娘」まで会場の皆さんのパワフルな歌声が響きました。
ワイルドワンズ「想い出の渚」は、3人のプロによる即席伴奏に加えて、会場の皆さんの鈴やカスタネットなどの即興パーカッションが楽しく、まさに青春の歌声でした！
若手実力派ピアニストさんの口から「兼高かおるさん」の名前が出たのにはびっくり。そうでした「８０日間世界一周」といったらあの番組でしたね。
軽やかに始まった演奏にききいっていると、曲はそっとクラシックへ。
ショパンの練習曲OP-25-1が始まりました。
有名な曲なのに彼女の手にかかるとこれがあの曲？と身を乗り出してしまう新鮮な演奏でした。
夏にはモスクワでの研修が待っているとのこと、ますます磨きがかかることでしょう。
若葉の美しいこの時期にご出演されるのが一番では、と長く予約のままお待ちいただいていたのは「草笛の会」の皆さん。
会場にとれたて、つみたての葉っぱをたくさん搬入してくれました。
演奏の合間に「草笛の吹き方カルチャー教室」が始まりました。
「えーっ、どうやったら音が出るの？」「むずかしーい。」と童心にかえった観客の皆さんに、どうやってあんな曲が吹けるのか、と首をひねるばかりの演奏が披露されました。
大トリは「サックス＆ピアノ」のお二人。
大雨を吹き飛ばす元気な演奏は、アンケートにも「回を重ねるごとにうまくなっていてすごい」と書かれていました。
このコンサートの立ち上げメンバーでもあるペアでしめくくられた第19回令和によろしくコンサート。
会場の皆様とご一緒の「ふるさと」の大合唱はいつも感動します。
今回もたくさんの皆様においでいただき、ありがとうございました。
「お気持ちで」コーナーには、手作りの手芸作品を古民家にご寄付、「売上金は運営に使ってください」という匿名希望の〇さんからのレース編みが並びました。
こうした寄付や当日のカンパ、終日台所をしきってくださるボランティアスタッフも含め、多くの皆様にご支援いただいて「古民家コンサート」を続けることができています。
本当に有難いことです。
次回は20回となります。
立秋の頃、次回のコンサートのご案内チラシを用意したいと思います。
皆様またぜひお越しください。
ありがとうございました。
