大変だ!家の前の田んぼに畑の土が押し寄せてる!
発見したのは梅雨に入ってからだ。畑と田んぼのしきりになっているコンクリート壁が田んぼの方に倒れかかっている。放っておいたらコンクリート壁もろとも、畑が田んぼに覆いかぶさってしまう。
ご近所の天野外構店にすぐに連絡する。(この辺は天野が多いので、いつも古民家のメンテをしてくださる天野工務店さんとは別の方です。)
来た来た!大きなユンボ!
小さな男の子が周囲にいないのが残念!見たらわくわくする「はたらくくるま」だ。
雨の降っていない時を見計らって、休日返上で工事を進めてくれた。雨が降らないと、とたんに蒸し暑い。そんな中、黙々と作業をしてくれるプロの職人さんだ。
以前から我が家の駐車場の屋根や玄関周りのコンクリート、沢の水の水路などを手掛けてくれている。「いや、こっちの方がこの家に合うと思うよ。」「一番お金がかからない方法を考えましょう。」とあくまでも採算よりも、こちらの目線で考えてくれる誠実な人柄。どれも本当に丁寧な仕事ぶりで頭が下がる。
腕のいい職人さんなので、聞けば最近は伊豆の方まで仕事に行っていたとか。こうしたプロの職人さんが激減しているとテレビでも話題になっていた。ご近所にいてくれることが本当に心強い。
一日だけだが彼がお仲間と一緒に作業をしてくれた。その方から声をかけてもらってびっくり、小学生時代を知っている〇〇君だった!あれから〇年・・。本当に立派なお父さんになっていて感激してしまった。立派な職人さん同士、きっとあちこちで良い仕事をしていることだろう。
かくして、コンクリート壁はプロの職人さんたちと大きなユンボの力を借りて見事修正。畑の土も減らしてもらって一安心だ。
最終日の夕方、大きな重機を一人だけでトラックの荷台に乗せる。すごい迫力だ。じゃまにならないように遠巻きに見る。何トンあるんだろう。途中でトラックのタイヤが浮きそうになる。わっ、どうするんだろう。怖いだろうなあ。すごい、宙に浮いているような状態なのに少しずつ前進して無事に荷台に乗せてしまった。よくあんなことできるなあ。
アスファルトに落ちた土を丁寧に掃いて、何事もなかったかのように「じゃあまた。」と走り去る。
かっこいいなあ。日本中にこういうすごい職人さんがいて、暮らしを支えてくれているんだろうなあ。