さりげなく花瓶にさしているように見えるが、素人がやろうと思ってもこうはいかない。季節季節の美しい花や木を切ってきて、30分足らずで巧みにアレンジしてしまう。やはり何十年ものキャリアのなせる技だ。
コンサートが終わってもしばらくはこの美しい大ぶりのアレンジメントが古民家を飾ってくれる。今回のメインは桃の花。月遅れのこの地域のひな祭りぴったりだ。古民家コンサートはこうした地元のボランティアの皆さんが支えてくれている。
コンサート前日になると、ご近所の生け花名人がいつも玄関を飾るお花を活けに出向いてくれる。何日も前から、裏山や大井川などに花材を探しに行ってくれているようだ。